下記以外のご質問はこちらへ→ contact@d-sostap.or.jp
1 講習会のお申し込みに関する「良くあるご質問」です。
1 お申し込み関連
- (一社)安全技術普及会の講習会への申込みは本サイトのフォームからお願いします。
- 複数名で受講いただく場合は、お一人ずつお申し込みしてください。
- お申し込みを当会事務局が確認後「受講申込み確認メール」をフォーム記載の「メールアドレス」に差し上げます。メールが受信フォルダに⾒当たらない場合、お客様のメール受信設定によっては迷惑メールフォルダへ格納される可能性もございますので、ご確認をお願いします。
- メールでのお申し込みもできます。申込用紙(Word版)をダウンロードして、必要事項をご記入の上、entry@d-sostap.or.jp に送信してください。
- FAXでのお申し込みは、一部リモートワーク推進のため応答が遅くなること、文字の読み取り誤りが生じる恐れがありますので出来るだけ本サイトのフォームからお願いします。
- 企業内講習会の説明はWebサイトをご覧下さい。
- 企業内講習会に関するお問い合わせは、下記にお願いします。
- 一般社団法人安全技術普及会
- 〒140-0011 東京都品川区東大井5-4-19 三井第3ビル102号
- TEL: 03-5769-0775 FAX: 03-5769-0776
- リモートワークを一部実施していますので出来るだけメールでのご連絡をお願いします。
- email: contact@d-sostap.or.jp
- https://www.d-sostap.or.jp/
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2 受講料関連
- 講習会参加費用は1講座あたり会員様¥16,500円(税込)、一般22,000円(税込)です。。
- 受講費は受講日の14日前までに銀行振込にてお支払いください。なお、振り込み⼿数料はお申し込み者のご負担になります。
- 万一、お振り込みが遅れる場合は、お手数ですがメールで事務局 email: contact@d-sostap.or.jp までご一報ください。
- 開催当日の会場での現金によるお支払いはお受けできません。
- 講申込み確認のメールと一緒に請求書をメール添付でお送りします。
- 請求書の宛先は会社名となります。宛先の変更、例えば個人名に、があるばあいは、請求書のボタン横の記入欄に記載してください。
3 キャンセル関連
- 新型コロナ感染予防のため、講習会(対面型、オンライン講義型とも)を中止や延期をする場合があります。また受講者数がすきない場合もやむを得ず中止や延期をする場合があります。
- 中止や延期の連絡は、開催日の3週間前までに当会Webサイトにアップし、メールにて受講者に直接ご連絡します。
- 中止や延期の場合は、ご入金いただきました受講料を返金いたします。
4 お申し込みから受講までの流れ
作成中です。すこしお待ち下さい。
5 修了証等の発行
- 当会主催のオンライン講義に参加された方で会社上司等の証明の提出がされない方に、ご希望があれば、当会の受講証明書をお渡しします。
- 受講証明書は当会の機械安全エンジニア能力審査試験制度における講習会の受講経歴として使用できます。
2 機械安全エンジニア(MSE)に関するQ&A
1 安全技術応用研究会、安全技術普及会について
- (一社)安全技術普及会は、安全技術応用研究会から2016 年6月1日に分離独立した機械安全の普及事業を図ることを主な目的とした団体です。
- 安全技術応用研究会は、国内外の機械の安全性に関わる技術の調査と現場に応用するための研究団体として1992 年に設立され、以来現在まで、会員による安全技術の研究を進めています。
- 2000 年に開始した機械安全の会員会社向けの講習会事業は、2004 年に安全技術応用研究会を含めた3 社で始めた資格制度「セ-フティアセッサ」の全講習及び能力(筆記・リスクアセスメント)審査試験を安全技術応用研究会が実施してきました。
- これら講習会等の機械安全の普及事業を(一社)安全技術普及会が引き継ぎ現在に至っています。
- (一社)安全技術普及会は安全技術応用研究会から分離独立し設立された一般社団法人です。安全技術応用研究会は機械の安全性に関わる技術の調査と現場に応用するための研究をおこない、(一社)安全技術普及会は安全技術応用研究会の研究成果をもとに安全技術の普及を行っています。両者は一体的な運営を行っています。
- 両者の関係を普及会と研究会の関係ページに図示しました。
2 機械安全
機械安全に係わる厚生労働省の告示、通達等から代表的なものを以下に示します。
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- 機械の包括的な安全基準に関する指針(2001 年、2007 年)通達
- 労働安全衛生法 第28 条の2、危険性又は有害性等の調査等に関する指針(2006 年)告示
- 労働安全衛生規則 第24 条の13、機械譲渡者等が行う機械に関する危険性等の通知促進に関する指針(2012 年)告示
- 機械ユーザーから機械メーカー等への災害情報等の提供の促進について(2014 年)通達
- 設計技術者・生産技術管理者に対する機械安全・機能安全に係る教育について(2019 年)通達
- 安全衛生教育及び研修の推進について(2016 年)
(「安全衛生教育推進要綱」の改正)通達
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- 機械設備による休業4日以上の死傷災害は全災害の22%と多くを占めています(H28年25,815人)。機械類の安全(「機械安全」と言います。)は、国際的に確立されている技術を活用すると、高い水準で実現できますが、国内への普及は未だ緒についたところです。
これらの災害は重篤なものが多く、特にその対策が求められています。
このため、厚生労働省では、「設計技術者」及び「生産技術管理者」は、平成28年10月に改正された厚生労働省の「安全衛生教育推進要綱」においても安全衛生教育の対象とされ、さらにその機械安全等に係る教育内容は「設計技術者、生産技術管理者に対する機械安全・機能安全に係る教育実施要領」として厚生労働省通達(平26.4.15基安発0415第3号、改正平31. 3.25基安発0325第1号通達)で示されています。
質問の教育は、機械安全に必要なものとして国が教育を求めており、企業としては当然これら教育の実施について積極的な対応が求められていますので、コンプライアンスの観点からも実施が必要と言えます。
3 講習会
(参考)
■2017年以前に実施していた機械安全の12講座
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- 国内機械安全関連法令と技術者倫理
- 安全基礎工学
- 基本安全規格(ISO12110)に基づく安全構築技術
- カードとインタロックの構築技術
- 機械リスク低減方策技術
- 基礎電気と基礎制御安全技術
- 安全コンポーネントの構成原理とその適用
- 電気安全技術
- 制御安全技術
- 災害事例の安全性査定
- リスクアセスメント実施技術(1)
- リスクアセスメント実施技術(2)
- 東京、京都で一般公開講習会として対面型で行っています。2021年からオンラインによる講習会を行っています。またご要望によって企業内でも講習を行っています。
4 機械安全エンジニア能力審査試験
- 機械安全エンジニア能力審査試験制度は、機械安全に関して国際的に対応できるエンジニアの育成を目的にして一般社団法人安全技術普及会が2017年に立ち上げた能力審査試験制度で、実務を経験した技術者が体系的な講習を受講し、能力審査試験によってその能力を認められた人が機械安全エンジニアと称することが出来る(称号)制度です。
- 2017年に立ち上げた機械安全エンジニア能力審査試験は、国内の機械類による労働災害を実際に少なくすることが目的です。そのために安全に関する国際規格に合致した機械を設計できる技術者の育成を行い、その設計者が機械安全エンジニアとして必要なレベルであることを確認する制度です。また機械安全に係わる生産技術管理者の能力審査試験は、生産現場に現にある機械・電気・制御の危険源(ハザード)の同定・分析・評価ができる人を育成し、能力審査試験で確認する制度です。
- 2004年から2016年までは、安全技術応用研究会が機械安全に関する講習会を実施し、44,201人(延べ人数)の講習実績があります。
機械安全エンジニアは5種類があり、それぞれ機械安全に係る電気・電装設計者、機械設計技術者、生産技術管理者として職場の機械安全を国際規格に基づいて責任をもって推進する能力があると認められます。
- 安全は技術で構築する」基本理念のもと、安全な機械は設計者が安全確保を優先して行い、技術的に可能な対策を完了したという条件で残ったリスクを使用者に委ねる「設計原則」(英文はprincipal、JISでは設計原則といいます。)に沿って機械安全エンジニアの講習は行われます。
- 機械安全エンジニアは、グローバルに認められ・確立された機械安全の技術を駆使して機械の安全性を確保し、さらにより安全な機械の使用方法を開発します。そして限界まで安全設計を行うので、それでも残ったリスクの低減を使用者に委ねることが許されるのです。この「設計原則」に基づいた機械の設計を行い、妥当性を確認する、もしくは認証を受けることで、その機械が「設計原則」に基づいていることの説明責任を果たすことが出来るのです。
- 機械安全エンジニアは、事業場で作業者が使用する機械にどのようなリスクがその機械にあるか、設計者はどのように安全を確保しているか、どのように使用方法で事故を防いで貰いたいのかなどを明らかにしなければなりません。
- 安全な機械を設計する能力に関する試験は、最難関の技術系国家資格である技術士補、技術士試験にもほとんどありません。労働安全コンサルタントの国家試験にも機械安全の問題は僅かしか出題されません。したがって機械安全エンジニアの能力認定審査試験に合格することは機械安全の分野に関した専門的な知識と経験があることの証明になります。
- こうした能力を有していることを認定されたのが機械安全エンジニアです。
- 機械安全エンジニアの能力審査試験は国家資格ではありません。資格は安全技術応用研究及び(一社)安全技術普及会の長い経験から生まれた能力審査試験です。機械安全の講座を受講していることを受験資格としており、国内の機械安全をリードするもので、日本にずっと先行している国際規格をキャッチアップしたものでその講座の内容には自信を持っています。
機械安全エンジニアはS,A,B,C,Dの5種類があり、それぞれの受験資格は必要な普及会主催の講座を修了していること、実務経験があることです。
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- 機械安全エンジニアSの受験資格は、機械安全エンジニアAを取得していること。
- 機械安全エンジニアAの受験資格は、MSE-A、MSE-C(C6,C7)、MSE-C(C1-C5)の講習コースをすべて修了かつ実務経験5 年以上。
- 機械安全エンジニアBの受験資格は、MSE-C(C6,C7)、MSE-C(C1-C5)の講習コースをすべて修了かつ実務経験3 年以上。
- 機械安全エンジニアCの受験資格は、MSE-C(C1-C5)の講習コースを修了かつ実務経験3 年以上。
- 機械安全エンジニアDの受験資格は、MSE-Dの講習コースを修了かつ実務経験2 年以上。
試験科目は次の4科目です。
- 機械安全基礎と法令・技術者倫理(機械安全エンジニア共通)
- 機械安全(機械安全エンジニアクラス別試験)
- 電気・制御安全(機械安全エンジニアA・B 対象、クラス別試験)
- リスクアセスメント・リスク低減・妥当性確認(機械安全エンジニアクラスにより異なります。)
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- 科目合格はあります。能力審査試験は、機械安全エンジニアクラス別の科目別評価試験で科目毎に合否を、そして総合合否を決定します。科目合格の場合、そのクラスの科目の受験は翌年とその次年免除されます。
- 機械安全の最新の国際・国内規格や法令等に関する解説を主とした講習会です。機械安全エンジニアは、3年毎に更新をする時に受講していただきます。また、一般の方も受講できます。なお、フォローアップ講習は、機械安全の能力認定試験受験を目指す方の試験直前の確認講座のことです。
- 2020年は、筆記試験は2020年2月、機械安全エンジニアAの口述試験は2020年9月に実施しました。2021年の日程はHPで確認下さい。
機械安全エンジニア(MSE)試験は、暗記を求めるものではなく、実践能力を評価するものです。このため講習会で使用したテキストなど次のものを試験場に持込み、参考とすることができます。
- 受験票
- 鉛筆(HBまたはB限定。シャープペンシル可)
- 鉛筆削り(電動式は持ち込めません)
- 消しゴム
- スケール、三角定規、分度器、コンパス
- 電卓を持参してください。メモリー機能、関数機能の有無は問いません。
- PC、タブレット、携帯電話、スマートフォン等の通信機器の使用は認めません。
- テキスト
- 規格書
- 自筆のノート
- 時計
5 機械安全エンジニア試験の受験資格
- 安全な機械の設計あるいは生産現場にある機械を適切にリスクアセスメントするためには広範囲な技術的な知識、応用力、現場への適用力、国際的な安全への要求仕様などが必要です。しかし、規格書や書籍などを自習して個別の知識を積み上げるという努力だけでは全体像を理解し、実際の問題に適切に取り組むことは困難です。体系として学習しなければなりませんが、我が国の学校教育では、残念ながら機械安全を学ぶ機会が設けられておりません。経験を積んだ講師から活きた知識と経験を学ぶことがとても大事であると私たちは考えています。このため、講習の受講を受験の条件としています。
- 機械安全は、機械そのものの安全、電気安全、制御安全などは相互に深く関連しています。安全な機械を設計するためには機械類の設計ができる事が大事であり、知識のみでは設計が出来ないことは言うまでもありません。そのために実務経験が必要としています。
- 生産技術管理者がリスクアセスメントを行うためにもある一定のレベルの実務経験が必要であることはいうまでもありません。そのため実務経験を必要としました。
- すなわち機械安全エンジニアを名乗る専門家は、机上の空論でなく、真に実務を担い、そこで適切な判断、指示、行動を行えるものであることを示すために実務経験を必須としています。
- 自己申告としますが、当会から提出を求められた時には、上司承認の実務経験証明書の提出をお願いします。
- 実務経験の虚偽記載がある、あるいは当会から提出を求められたにもかかわらず提出が無いばあいには資格を取り消されることがあります。証明書内容等につきましては、当会事務局に確認ください。
- もちろん実務経験になります。機械のエンジニアリング会社(複数の機械を一つのシステムとして取りまとめる者を含む)、機械の譲渡者(流通業者を含む)、機械の使用者(ユーザー)であって、機械の設計・改造を行う業務は実務経験になります。
- MSE-Aコース、Bコース、Cコースを受講修了していれば、機械安全エンジニアAを受験できます。ただし5年の実務経験が必要になります。
- 2017年以前普及会主催の12講座を受講されたのであれば機械安全エンジニアAの受験資格があります。
- MSE-A(30時間)のみ受講修了の場合は勤務経験等により判断しますので、事務局にお問合せ下さい。
- 講習の修了証には特に有効期間を定めていません。
- 機械安全エンジニアの能力審査試験を受けるには講習の修了年を含め3年以内が望ましいです。それは安全に係わる技術はどんどん進みますし、国際規格も改定されますので常に最新の技術を学ぶことが大事だからです。能力審査試験も最新の技術について出題されます。講習修了から時間が経っている場合は、フォローアップ講習の受講をお薦めします。
- 現状は(一社)安全技術普及会の講習だけが受講資格ですが、今後は機械安全に係る他の団体・機関主催の講習会と連携を図っていく予定です。
- テキストだけの販売はしていません。テキストは普及会の講座受講時に配布されます。受講費用にテキスト代が含まれています。機械安全エンジニアの受験資格は、原則として普及会の講座を受講することが条件となります。
- 機械安全エンジニアCを受験することは可能です。機械安全エンジニアC(C6,c7)を受験するためにはMSE-C(C1-C7)コースを受講して下さい。機械安全エンジニアAを受験するためにはMSE-AコースとMSE-Cコースを受講してください。
- MSE-C(C6:電気安全)と(C7:電気安全と制御安全)の2講座を受講してください。詳細はHPでご確認ください。
- MSE-Aコースの5講座を受講してください。詳細はHPでご確認ください。