講習会(能力審査を含む)リーフレット 能力審査試験受験要項(2024年2月実施版)
【機械安全エンジニア能力審査試験】(MSE-A, MSE-B, MSE-C, MSE-D)
2025年2月12日(水) 開催決定
※試験会場: 富山会場(入善 うるおい館2Fイベントホール)会場案内HP→ こちら
東京会場(品川区立総合区民会館(きゅりあん)5F第3講習室)会場案内HP→ こちら
※ 受験申込み受付開始は2024年12月(予定)
※ 能力審査試験(注意点とお願い)前年度版→ こちら
○「能力審査試験」:機械安全の各講習コースを修了された方を対象に、その知識、実践力を評価するものです。
○「合 格 者」 : 機械安全エンジニアA (MSE-A)、機械安全エンジニアB (MSE-B)、機械安全エンジニアC (MSE-C)、
機械安全エンジニアD (MSE-D) の称号付与。
○「受験資格」 : 「MSEーA 試験」A1~A5、C1~C7の全12講座修了者
A 「MSE-B試験」 C1~C7の全7講座修了者
A 「MSEーC試験」 C1~C5の全5講座修了者
A 「MSEーD試験」 D1、D2の全2講座修了者
A ※詳細は「受験資格、能力審査、試験日、参考試験問題」のページをご覧下さい。
当会の能力審査試験では、講習会で使用した、「テキスト、規格書、手書きノート」の持ち込み可能です(試験中の参照
も可能です)。これは、能力審査試験が主として実践力を評価するものであるからです。
A現場での実践力を高めるための目標としても十分意味のあるものです。
A能力審査試験の結果は、講習実施団体である当会から独立した能力審査委員会が、科目別審査試験の評価を行い、科目ごとの合否判定と総合合否判定を行います。
1. 背 景
A機械設備による休業4日以上の死傷災害は全災害の19%(製造業では33%)と多くを占めています(R2年全産業25,170人)。機械類の安全(「機械安全」と言います。)は、国際的に確立されている技術を活用すると、高い水準で実現できますが、国内への普及は未だ緒についたところです。
A機械安全に係わる技術者は、その機械設備を使用する現場の人達への危害(最悪は生命に直結する)の防止に大きな責任を負っています。このため、「機械安全にかかわる設計技術者と機械を使用するユーザの技術者(生産技術管理者などの方々)を教育し、育成すること」は大変重要です。そして、「その能力を判定し、能力を向上・継続させること」もまた大切なことです。
2.機械安全の教育
A一般社団法人安全技術普及会は、上記背景の認識のもと、機械設備による労働災害、産業災害の防止を目指して、「作業者が使用する機械類が安全であるように設計・製造できる安全技術者」、および「現場の機械類を安全に使用できる生産技術管理者」の教育・育成を、機械安全講習会の開催を通じて行っています。
A「設計技術者」及び「生産技術管理者」は、平成28年10月に改正された厚生労働省の「安全衛生教育推進要綱」においても安全衛生教育の対象とされ、さらにその機械安全等に係る教育内容は「設計技術者、生産技術管理者に対する機械安全・機能安全に係る教育実施要領」として厚生労働省通達(平26.4.15基安発0415第3号、改正平31. 3.25基安発0325第1号通達)で示されています。当会の実施する講習会は、この通達で求められている教育を含んだものです。
3.機械安全の「能力審査試験」
A厚生労働省は、当会の実施している機械安全基本コース(MSE-C)、機械安全入門コース(MSE-D)の内容の機械安全教育を企業に求めていますが、特に一定の資格や能力審査試験合格を求めているものではありません(民間団体が発給する資格を有しているだけでは厚生労働省の求める教育を実施したことにはならないことに留意が必要です)。
Aしかし、一方では、教育だけでなく現場での実践力のある機械安全の能力を身に付けさせることも企業としては重要です。
Aこのため、当会では、機械安全の講習を修了した方々を対象に、その実践力としての知識、能力を評価する「能力審査試験」を実施しています。合格した者には、機械安全エンジニアA(MSE-A)、機械安全エンジニアB(MSE-B)、機械安全エンジニアC(MSE-C)、機械安全エンジニアD(MSE-D)の称号を付与しています。
A機械安全に係わる技術者や生産技術管理者の方、あるいはこれから係わる方々におかれましては、講習とともに能力審査試験についても挑戦されるようご案内申し上げます。
(注)機械安全エンジニア、MSE(Machinery Safety Engineer)は当会の商標登録です。