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機械安全エンジニアの区分

「生産の現場で機械設備を使用するユーザ」と「機械設備を設計製造するメーカー」に大きく分けて、「ユーザの生産技術系の方」、メーカーでは「機械設計の方」、「電気と制御を含む機械設計の方」、「総合的に設計をみる高度な機械設計の方」、さらに「製品の安全性を国際規格に基づいて規格適合の認証まで出来る方」と区分すると必要な能力は次の様に示せます。

1.機械安全に係わる設計技術者、機械安全エンジニアの名称と能力要件

<機械安全エンジニアS>

対象: 機械安全に係る規格適合認証者
能力要件: 機械安全エンジニアA の能力に加え、ISO12100及び機械安全の国際規格に基づく規格適合の認証ができる人

<機械安全エンジニアA>

対象: 機械安全に係る高度な設計技術者
能力要件: ・機械安全エンジニアB の能力に加え機械安全に係る高度な妥当性検証ができる人
・メーカーとして製造機械の機械安全の妥当性のサイン(署名)ができる人

<機械安全エンジニアB>

対象: 機械設備の機械安全に係わる電気・制御設計技術者
能力要件: 機械安全エンジニアC の能力に加え高度な電気安全・制御安全の保護方策によるリスク低減ができる人

<機械安全エンジニアC>

対象: 機械設備の機械安全に係わる設計技術者
能力要件: ・機械安全に係るリスクアセスメントができる人
・リスクアセスメントに基づく機械安全の保護方策によるリスク低減ができる人

2. 機械安全に係わる生産技術管理者、機械安全エンジニアの名称と能力要件

<機械安全エンジニアD>

機械安全についての基本の知識(初心者向け)を学んだ方。

対象: 機械安全に係わる生産技術管理者
能力要件: 生産現場の機械設備安全の機械・電気・制御の危険源の同定・分析・評価ができる人